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やち研ブログ(ビオトープ、エビ、メダカ、他)

ここしばらく続けているビオトープ的な屋外飼育のこと、 最近復活したプラモのこと、 ここ数年続けている筋トレのことなど やち研で研究していること、色々書いていこうと思います。

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ヒメタニシ #1

皆さん、こんにちは。
やっちーは、コロナの影響はほとんどなく(趣味に関しては)、
自宅ベランダで、水生生物飼育を楽しんでいます。

ということで、タニシについて、
2回に分けて紹介したいと思います。

(日本のタニシ)
日本にいるタニシは、以下の4種

● オオタニシ 北海道から九州まで分布
● ヒメタニシ 北海道から九州まで分布
● マルタニシ 北海道から沖縄まで分布
● ナガタニシ 琵琶湖のみに分布

やっちー研究所のある宮崎県北部では、タニシを見ることがほぼ
ありません(数十年、野生のタニシを見ていません)。
見かけるのは、ほぼカワニナです。
ということで、ヒメタニシを通販で購入してみました。

(タニシ飼育のメリット)
ヒメタニシを飼育する利点は、4つかなと思います。

〇 水を綺麗にしてくれる
〇 コケを食べてくれる
〇 淡水で繁殖させられる
〇 繁殖を制御できる

それでは、以下、詳しく紹介します。

●水を綺麗にしてくれる
ヒメタニシは、水を吸い込み、えらで濾して
残ったものを食べるため、結果、水が綺麗になります。

これは、事実だと思うのですが、
タニシを入れれば、水を綺麗にしてくれるか?
というと、そうでもありません。
なぜかというと・・・

彼らは、どうもコケや底床の沈殿物の方が大好きなようで
これらが豊富だと、全く水を綺麗にしてくれません。

(やち研で浄化テストしてみました)
やち研では、効果はどんなものかと、小さい虫かごに
10匹程度のタニシを入れ、グリーンウォーターを
注いでみました。
すると、数時間で、水が綺麗になっていました。

おお、凄い!! と、
グリーウォーター状態の2水槽に投入してみたのですが、
全く水が綺麗になりませんTT

水が綺麗になったのは、それから2~3週間後です。
それも突然です。
前日まで底が見えなかったのが、翌日には
底がはっきり見える状態になっていました。

(シジミも水を綺麗にしてくれます)
単に水だけを綺麗にしたい場合は、マシジミが良いかもです。
ヤマトシジミが潮の影響を受ける汽水域にいるのに対して
マシジミは、中流域以上の淡水域にいます。

純粋に水を綺麗にする目的なら、マシジミの方が確実です。

しかし、マシジミには欠点があります。
確かに水は綺麗になりますが、排泄物が結構残ります。
水をかき混ぜると、またグリーンウォーター状態に
なります(元よりは薄目ですが)。

一緒に、その排泄物を処理してくる生き物も必要かなと
思います。 ミナミヌマエビがおそらく食べてくれると
思うのですけど。

タニシの場合は、排泄物が出るのですが、それを
また食べているのか、マシジミと比べると、排泄物の量は
非常に少ないです。

タニシは、ヌマエビとマシジミのハイブリッドのようなものと
思えば良いかも。 エビほどの機動力はありませんが。


●コケを食べてくれる
これも水と似ているのですが、コケ以外に沈殿物も
大好きです。

思惑通りにコケを食べてくれるかというとそうでも
ありません。
こいつ、死んでるのかと思うほど、底床に埋もれている
やつもしますし・・・

過剰の期待は禁物かなと思います。
ヌマエビよりはコケ対策にはなると思いますけど。

結局のところ、コケは、人が掃除するものなのかもですね・・・

ということで、今回はここまで

続きは次回と言うことで。
また来週~

続きはこちら → ヒメタニシ #2

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